コラムvol.26 『世界初!シプラを明石市立天文科学館へ納入しました!』 『PTA特許で「中小企業庁長官 奨励賞」受賞しました!』
2009/11/28 コラム by SHiPLA
篠田プラズマ株式会社を創立して4年半、初の製品納入を果たしました。
納品先は、6月にもお知らせしましたように日本の標準時を決める東経135度に立つ明石市立天文科学館です。明石市は今年、市制90周年を迎えるとともに、天文科学館は来年、50周年を迎えます。その節目となる大事な年の記念として、世界初の技術を用いて開発された弊社のシプラ導入を決めていただきました。
11月4日の除幕式では、北口寛人市長さま、松井久美子市議会議長さまとともに除幕し、145型のシプラに宇宙の映像が映し出されました。北口市長さまは、天文科学館の使命として子供たちに感動体験を与え、科学の面白さを実感する場所の提供を挙げておられます。
そのためにシプラの果たす役割は大きく、超大画面を通してふだんでは見られない時間軸、場所軸を超えた宇宙の神秘を体感することができます。除幕式に来ていた長寿院保育園の園児たちも目を輝かせて目の前に繰り広げられる広大な宇宙に見入っていました。
「きれい!」 「でっかいテレビだ!」 「 大きすぎて家には置かれへん……」、 「映画館みたい!」 「丸まっとー!」
目を輝かせながら、率直な感想を口々に発していました。子供たちの喜びと感動のそばに居て、本当にシプラを開発してよかったと思いました。これこそ、技術者冥利に尽きる瞬間でした。苦労を重ねてきた甲斐があったというものです。
導入を決めていただいた明石市、明石市立天文科学館さまに心よりお礼を申し上げます。
プラズマチューブアレイの構想を抱いた数年後に開発に着手してから初めての製品販売に至る今日まで、既に11年の歳月を要しています。
経済環境はさらに厳しくなっている中、政府による仕分け作業により、多くの事業が縮小、凍結などと判定されています。中には、日本の未来を左右する科学技術に関連するものがありました。世界最先端技術に関しては、長期的な視点に立って判断することが必要です。その先は誰にも簡単に見通せない部分があります。「世界初を目指したい」という科学者、技術者の推進力は大事にしてほしいと思います。これは、人類の進歩に欠かせないとともに、画期的な科学技術を生み出す研究者のエネルギーになります。1時間でどの程度の議論が可能なのか、軽々にはいえませんが、目の前のことだけでなく、日本や世界の将来を見据えた議論をぜひしていただきたいと願っています。社会を変えるような新しい技術が世の中に出るまでに最低10年はかかります。ディスプレイ開発という比較的結果が見えやすい技術ですらそうですから、医療、宇宙開発などは、想像に難くありません。
日本の科学技術の芽が育成される環境が作られることを切に祈っています。
11月16日平成21年度近畿地方発明表彰式が行われ、石本取締役、粟本取締役と私の3名が受賞式に参列いたしました。
受賞式は、常陸宮両殿下御臨席のもと厳粛に行われました。受賞の対象になったのは、「プラズマチューブアレイ型表示装置」というPTA技術の基本です。プラズマチューブの断面形状を扁平楕円形にした開発により発光効率が高く、動作の安定した高品質のアレイユニットを得ることができるものです。これまでプラズマテレビ(PDP)の開発に対する賞は数々いただきましたが、PTAに関しては日経BP賞、日本ものづくり大賞に続き3回目となります。それだけこの技術に対する評価と期待が高いのだと感じると共に、ますますの技術発展に向け、誠意努力していかななければならないと強く感じました。
表彰式席上、知り合いの方々にもお会いしました。パナソニックの大嶋氏とは、2003年の紫綬褒章受章のときご一緒でしたが、今回も受賞されていました。彼は、手振れ防止技術を始め、さまざまな技術開発に挑んでおられます。分野は違いますが、互いに切磋琢磨し日本の技術力アップに貢献していきたいと感じています。
以上
技術は愛

